GoPro MAXレビュー!HERO8と何が違うのか?メリット・デメリットの比較
とにかく、この動画を見てもらえば、GoPro MAXの凄さが伝わるはずです↓
左の動画は、通常の撮影モード(HEROモード)
右の動画は、360°モード。
2つとも『GoPro MAX』一台で撮影した動画です。
GoPro MAX最大のメリットは『撮影スキルがいらない』こと
GoPro MAXなら、適当にところにポンと置いて、撮影スタートボタンを押すだけでOK!
あとは家に帰って、編集でメラアングルをグリグリ動かすことができます。
これが今までのアクションカメラやGoPro HEROとは違うところ。
360°カメラなら、撮影する協力者もいらないし、撮影センスも要らない!
編集の力だけで、クオリティの高い映像に仕上げることができます。
私は魚釣りの撮影に、このGoPro MAXを使っています。
実は、魚釣りの撮影って、かなり難易度が高いです。
魚が食いついたあとは、引き上げるのに必死で撮影どころじゃありません。
魚のスピードは速いし、展開も予測できないので、カメラマンは大忙し。
実際、テレビ番組でも、一番重要な魚が食いつくシーンを撮り逃したり、魚の姿をカメラが全然追いつけていないシーンも多いです。
でも、GoPro MAXなら大丈夫。
ボートに取り付けて、あとは放ったらかし。
編集で、魚を追いかけるようにアングルを変えれば、臨場感ある映像の出来上がりです。
HERO8と比べて、意外に多いMAXのデメリット
とはいえ、GoPro MAXは意外にデメリットも多いです。
編集の手間が増えるけど、それも楽しい時間
GoPro MAX最大のデメリット。
それは、「編集の手間が増える」こと。
普通の動画よりも大きな画角で撮影するので、編集で普通の画角サイズに切り取る『リフレーム(再フレーム)』という作業が必要です。
常にアングルが固定なら大した手間ではありませんが、魚のような逃げるものを追いかける編集は、10分の動画でも2~3時間のリフレーム作業が必要になります。
ただ、この作業が「辛い」とか「大変」という事はなく・・・気付いたら、いつのまにか2時間も編集してた。
って感じです。
360度ビデオの編集って、アングルをグリグリ変えられて楽しいんですよね。
撮影方法によっては、サイズの大きさ・重さが気になるかも
GoPro MAXは、HEROに比べてサイズも大きく、重量もあります。
サイズの比較
- GoPro MAX ・・・ 154g
- GoPro HERO8 Black ・・・ 126g
GoPro MAXの方がHERO8よりも「28g」重たいです。
だいたい10円玉6枚分と同じ分の重さです。
「これが気になるか?」と聞かれると微妙ですが、ずっとGoProを手に持ったまま観光地を巡るような撮影だと、手の疲れに違いを感じるかもしれません。
重さの比較
- GoPro MAX ・・・ 幅:64mm × 高さ:69mm × 奥行:24mm
- GoPro HERO8 Black ・・・ 幅:66.3mm、高さ:48.6mm、 奥行:28.4mm
GoPro MAXの方がHERO8よりも高さが「約1.4倍」あります。
私の場合はボートに付けておくだけなので、大きさは気になりませんが、小さいに越したことはないですね。
特に、人前で撮影するときとか、体に取り付けて撮影するときは、小さい方が目立たなくて良さそうです。
できることが多いなら、値段が高いのは仕方ない
発売時期が同じGoPro MAXとHERO8 Black、その価格差は、以下の通りです。
- GoPro MAX ・・・ 61,000円
- GoPro HERO8 Black ・・・ 50,800円
※定価(税抜)
GoPro MAXは、HERO8と同じモードで撮影できる。
でも、HERO8は360度ビデオ撮影はできない。
ポジション的には、GoMAXの方が上位版にはなるので仕方ないですが、一万円くらい高い値段になってます。
画質は低いけど、高すぎても宝の持ち腐れ
GoPro MAXで撮影できるのは、360度ビデオだけではありません。
通常のアクションカメラと同じような普通の画角でも撮影可能です。
ただしHERO8と比べると、通常撮影(HEROモード)の画質は違います。
- GoPro MAX ・・・ 1080p/60fps
- GoPro HERO8 Black ・・・ 1080p/240fps
1080p(1920×1080)で撮影したとき、HERO8はMAXの約4倍のフレームレート(fps)で撮影できます。
フレームレートは画像の滑らかさです。
数値が高いほど、映像がヌルヌルと滑らかに動きます。
逆に数値が低いと、映像がカクカク動いてるように見えてしまいます。
基本的には、フレームレートは60あれば十分です。
もちろん、60fpと240fpsでは比べてみると、その違いは歴然です。
ところが、その違いを発揮する場所がないのです。
例えば、YouTubeでは、どんなにフレームレートの高い動画をアップしても、自動で60fpsに下げられてしまいます。
そもそも一般的な液晶モニタでは、60fps以上のフレームレートに対応していない為、その違いを感じることができません。
まとめ。用途次第だけど、心配性ならオススメは『MAX』
GoPro MAXとHERO8を比較してみた結果、「どちらを選ぶべきか?」は、やはり用途次第です。
例えば、
- お笑いのコントや漫才などの撮影
- プラモデルの制作過程の撮影
- 夜景や風景の撮影
など、カメラを固定して使う場合には、普通のGoPro HEROで十分です。
対して、
- スポーツ映像
- ペットなど動物の撮影
- 子供たちの撮影
など、この後にどんな動きをするか予想できない映像を撮影する場合や、ハプニングが大事なシーンになる映像なら、間違いなくGoPro MAXでの撮影が適しています。
特に、私みたいな心配性な方は、GoPro MAXがオススメです。
ちょっとコストは高くなりますが、大事なシーンを撮り逃ししないための保険だと思えば、安いもんです。